2022/02/24 (木)
選手

切り札にも!野村大選手がひと振りで好アピール

【2月24日(木)キャンプ第5クール6日目】

「球春みやざきベースボールゲームズ」はこの日が最終日で、マリーンズと対戦しました。

初回にダブルスチールからノーアウト二、三塁とチャンスを作って3番・松田宣浩選手の二塁打で2点先制。藤本博史監督は「マッチに聞いたら内野が後ろに下がっていた(通常守備位置)からセカンドゴロを打ちにいったと。その結果がヒットだったけど、どうやったら1点を取れるかという姿勢がいい。若い選手にも見習ってほしい」と頷いていました。
ただ、その後は投手陣が崩れ、そして守備の乱れもあって5対10で敗戦。藤本監督は「大関はビッグイニングを作ってはダメ。ただ、チャンスはあります。数は多くないけど」と話し、さらに「周りの野手もピッチャーへの声掛けやワンテンポを置くとか、そういうのも見えなかったね」と反省を促しました。投手交代の場面では、サードを守るリチャード選手がマウンドへ行かずにぽつんと立っていたシーンもあり「叱っておきました。自分の事で精一杯なんだろうけど、それでは野球にならない」とも振り返っていました。

一方で好アピールした若鷹が野村大樹選手です。3対10で迎えた九回裏ノーアウト一、三塁に代打で登場すると、1ボール2ストライクから3球ファウルで粘った後にレフトへタイムリーヒットを放ちました。
「気持ちが入っている。あの点差でも何とかしてやろうと粘ってた。そういう気持ちが伝わってきた」と藤本監督も好評価。「コーチ陣からも得点圏の代打で試したいと提案があった。良いアピール。(投手の)右左関係なく使えますよ。代打の切り札のような形で起用できれば最高。あの若さで代打?と思うかもしれないけど、代打、守備、走塁のところでアピールしてみんなレギュラーを掴んでいく。野村も守備を上手くして、レギュラーをとってやろうとなればいい」と言葉を継ぎました。
野村大選手も「追い込まれてしまったので最悪外野フライと思ったけど、打たないと(一軍に)上がれない。そういう気持ちじゃダメとヒットを打ちにいった。ストレートに力負けせずにしっかり打てた」と納得顔。「今は代打。1打席しかない。ああいうところで打たないと生き残っていけない。人生で一番集中しているかなと思う」と持ち前の勝負強さを発揮して充実感を漂わせていました。

晴 10℃ 6,900人

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