王貞治会長兼特別チームアドバイザーが開幕前日の3月25日(木)、報道陣の代表者の質問に応じる形で意気込みなどを語りました。
「毎年ですが、なんか複雑ですよね。期待と不安が入り混じって。でも、キャンプからここまで来て、選手はみんな成長しているし強くなっている。今までやってきたことで良い結果が出るんだと信じて、思い切ってやってほしい。大体10割打てるバッターはいないんだし、全部打たれちゃうピッチャーもいない。とにかく自分のやってきたことを信じて、思い切ってやってほしい」
「彼は期待されるものが大きいので、みんなも注目しています。だけど、本人もいろいろ悩んでいるようです。だけど長打力という人一倍素晴らしいものを持っている。『俺は、人より優れているんだ』とプラスの考え方を持っていってほしい。難しそうに考えているからね。そりゃバッティングは難しいですけど、打席に立ったら『なんとかなるや』くらいの気持ちでやってほしいですね」
「選手の声を聞くこともできましたし、こちらも声をかけられるようになった。『1 +1 = 2』のように簡単な形になりませんが、何かしら(自分の言葉が)引っかかってくれればいいし、彼らがそれをやろうと思ってくれたらいいと思います。少しでもプラスの要素が出ればいい」
「選手のこと自体は、もう春のキャンプで十分につかんでいる。また、若い選手たちとは去年からずっと一緒にやっている。監督の頭の中で、どう戦うかというのはできていると思う。だから今のこの時点で、1番いいメンバーを組んで戦ってもらいたい。我々も監督に任せているんだから、思い切ってやってほしい」
「主力が昨年から3人ぐらい抜けたことで戦力的にはしんどくなるかもしれないけど、新庄監督の効果で若い人たちもだいぶ出てきているようですね。読めない部分はあるが、相手がどうこうではなくてホークスの野球をやるのが大事。やっていくうちに相手が見えてきますから。明日からはホークスの野球をやるだけでいいんじゃないですかね。また、新庄くんはいろんな意味で野球界に刺激を与えてくれて、新しい波が起きています。彼がプロ野球に復帰してくれたのはプラスだったと思いますよ」
「彼は言葉遊びをしているだけですから」
「選手たちもすごく喜ぶ。オフの間、そしてキャンプから磨いてきた腕をファンに見てもらうんだというつもりでやってほしいですね。そして本拠地ということでお客さんの熱気も伝わってきますから。やっぱり違いますよね」
「藤本(博史)監督は選手たちの長所や持ち味をつかんでくれて、この2022年、良い戦い方をしてくれると思います。我々もそのサポートをしていきます。今年のホークスの戦いに期待をしてもらいたいですし、できれば球場に足を運んでもらい、生のプロ野球を自分の目で見てもらいたい。がんばりますよ」