7月2日(土)、中村亮太投手が育成選手から支配下選手契約に移行となり、記者会見が行われました。
これに伴い、中村亮投手の背番号は「137」から「60」へ変更となります。
ホークスで育成枠から支配下登録されたのは37人目(38例目)となりました。
中村亮投手は千葉県出身の24歳右腕。千葉経大附属高校時代から東京農業大学北海道オホーツクを経て2020年育成ドラフト8位で入団しました。
阪神タイガースやオリックス・バファローズで監督やGMを務めたことのある中村勝広氏の親戚で、中村亮投手によればとのこと。幼少期に野球指導をしてもらったこともあったが、技術よりも精神面のことを教わった記憶の方が強く、授かった「克己心」という言葉を今も大事にしています。
150キロ超を投げ込む本格派投手で、今春キャンプではA組(一軍)に帯同。オープン戦でも3試合に中継ぎ登板しました。
ウエスタン・リーグではここまで27試合に登板して1勝1敗、防御率2.45をマーク。奪三振率11.57、WHIPも0.94と優秀な成績を収めていました。
以下、会見の主な一問一答です。
「やっとプロ野球選手になれたと、まずはホッとしています。ただ、プロ野球になれたけど一軍で活躍するのが小さい頃からの夢です。これから厳しい戦いになるので、頑張っていきたい」
「去年は主に三軍で多く投げさせてもらって、その試合経験で得たものもありました。また、千賀さん、石川さんに1月の自主トレに帯同させてもらい、2人から『ゆっくりしている暇はないよ』との言葉をもらい、日頃の練習から自分に重圧をかけてやってたのがよかったと思います」
「自主トレで一緒に生活する中で、球界を代表する2人でも常に野球のこと考えている姿を間近で見て、自分が浅いと感じた。より野球を深く知りたい、近づきたいという思いでやってきました」
「去年はストレートで押して、追い込んでから変化球という投球スタイルだけでした。今年はカウント球からカーブや落ちる球を使えている。それでピッチングが楽になりました」
「中継ぎで投げていたら三振は欲しくなる。調子がいい時、三振が多いのでバロメーターとして見ています。ただ、まだ一軍で投げていないので分からない部分もある。それでも二軍では手応えを感じる投球も出来ているので気負わず向かっていきたいです」
「最初に連絡したのは父。クールなので『よかったな、おめでとう』くらいだったけど、おそらく自分以上に喜んでいると思います」
「一軍合流で挨拶に行った際『一軍で投げられると見込んで支配下にした。どんどん自分のピッチングをしてほしい』と言ってもらいました」
「三振を多くとれるところだと思います。また、変化球でいま空振りを奪えるのはシンカー。カウントもとれるし、決め球でも使える。フォークは、今投げていません」
「藤井さんが一軍で活躍するのは、自分にとって刺激になりました。あまりの活躍で刺激が強すぎましたけど(笑)。自分も支配下になったので、あれくらい信頼される投手になりたい」
「ソフトバンクの背番号『60』番が中村亮太と憶えてもらって、応援される、愛される投手になりたい。そして最初は短い回を投げると思うけど、徐々に増やして、将来先発もやってみたいです」
「この度支配下登録された背番号60の中村亮太です。多くの人に信頼されて愛される投手になれるよう頑張りますので、応援よろしくお願いします」