2022/08/06 (土)
選手

見どころたくさん!ロマンも感じる!?「ホークス試合前練習」

プロ野球選手の一日は、我々が「見えている」以上に長い。

たとえばナイターならば18時開始が主流。球場生観戦の上級者ならば、練習を見るために16時前後の開門を目指して球場に着くのでは? しかし、ホームチームのファンはなかなか贔屓選手の姿をお目にかかることができない。

通常、プロ野球の試合前練習は、ホーム球団→ビジター球団の順番で行われる。ホームチームの練習開始はプレーボールの4時間前。つまり、PayPayドームでのホークス主催試合ならば、ホークスは14時から開始して、およそ16時まで試合前練習を行うのだ。

練習は、投手と野手で別々にメニューが組まれている。ホークスの場合(ホームの時)、投手陣は全員が揃ったら一緒にウォーミングアップを行う。野手は個別で体を動かして練習に臨む。投手陣はそれが終わると外野へ。体幹トレやランニング、キャッチボールなどをしっかり行う。

一方の、野手だ。「試合前練習」と聞けば多くの野球ファンはフリーバッティングを想像する。プロ野球の一軍選手たちの打撃練習は一種のショーだ。当たり前のように芯でとらえ快音を響かせる。試合では巧打タイプの選手でも練習では軽々と外野席へ飛ばすのも珍しくない。「試合前練習」ならではの意外な発見もある。

そして、やはり長距離砲たちの打撃練習は一見の価値ありだ。柳田悠岐選手をはじめ、デスパイネ選手やグラシアル選手のキューバ勢の打球は外野スタンドのはるか中段あたりまで何発も飛んでいく。一体、何連発が見られるんだろうと数えながら見てみるのもおススメだ。さらに次代の中軸候補である黒瀬健太選手やリチャード選手らの打球にも是非「ロマン」を感じてほしい。

また、試合では見られない選手の表情や声も面白い。フリー打撃の前に必ずティー打撃を行う。打撃のウォーミングアップも兼ねるが、自分の打撃フォームを確かめる大事な練習だ。だから、選手たちも1スイング1スイングが真剣。柳田選手は「ぐアッ!」「ンがっ!」と猛獣のような迫力ある唸り声を上げながらバットを振る。松田宣浩選手はキレを出すためか「シュッ」「シュッ」と言って息を吐きながらスイングする。それぞれの選手に特徴があって面白い。

それを真剣に見守る王貞治会長兼特別チームアドバイザーの姿や、そして熱心に指導をする長谷川勇也打撃コーチの様子など練習ならではの光景も見どころだ。

ファンにとって楽しめる要素がいっぱいの試合前練習。とはいえ、毎日球場に行けない、早い時間には行けない、そもそもPayPayドームが遠いというホークスファンの皆さんに向けて、福岡ソフトバンクホークス公式動画サービス「ホークスTV」では試合前練習のライブ配信を行っています。1~3軍中継や公式でしか見られない選手の限定動画など他では見ることのできない動画が見放題です。会員登録をしてぜひログインしてみてください。

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