


【3月21日(金・祝) ホークス1-1カープ ヤフオクドーム】
開幕まであと1週間となり、ホークスにまた朗報です。李大浩選手が今オープン戦初の3安打猛打賞をマークしました。第1打席は見逃し三振に倒れたものの、2打席目と3打席目はともにレフト前へヒット。セ・リーグを代表する右腕である前田健投手からの快音に「素晴らしいピッチャーから打てたのは良かった」と笑顔を見せました。さらに第4打席では右方向へ鋭い打球を飛ばしました。
このオープン戦ではなかなか結果が出ずに苦しんでいました。18日(火)のファイターズ戦(ヤフオクドーム)の第2打席でヒットを放つ前までの打率は.103まで落ち込みました。「キャンプまでの状態は良かったんです。ただ、周りが打つ中で、4番の自分が打てないことが恥ずかしかったし焦ってしまいました」。それでも、気持ちが落ち込まずに済んだのは「チームが勝っていたから」と言い切ります。「今日は3本打てたけど、引き分けだから素直に喜べない」。チームの勝利、そして優勝のためにホークスに来たと常々話す李大浩選手らしい言葉です。
復調の要因はしっかり自分のポイントまで引き付けて、早かった体の開きもなく、バットのヘッドが走るようになりスイングスピードも速くなりました。
「このチームは監督、コーチ、そして王会長という素晴らしい実績を残された方がたくさんいる。その人たちが僕一人のためにたくさんのアドバイスをしていただけるのは、僕の今後の野球人生にとってもプラスです」
19日(水)のファイターズ戦(ヤフオクドーム)で2安打。そして、この日の3安打で完全復調。「ホームランはないけど、今打っても意味はないです。開幕したら、早いうちにまず1本打ちたいですね」。もう心配無用の主砲。もう開幕をいつ迎えてもバッチリです。
2014年3月21日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)
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