2015/10/16 (金)
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2年連続CS優勝!「全員!熱男!」で戦った

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CS優勝!祝勝会

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歓喜のビールかけは、リーグ優勝に続いて松田宣浩選手会長の掛け声からスタート。

まず会場に工藤公康監督やコーチをはじめ選手やスタッフらが大集合し、壇上では孫正義オーナーがあいさつ。「工藤監督を中心に選手の皆さんが一丸となってやってくれました。この素晴らしい結果に嬉しく思います。しかし、ファンの皆さんは欲張りです(笑)。もう1つの喜びを待っています。当然それは我々の願いでもあります。何としても、勝ち取りましょう!」と声を上げると、ナインも威勢のいい声で応えていました。そして王貞治球団会長も「見事な戦いでした。長年この世界にいますが、本当に強かった。もう一つ大きな仕事が残っています。普通に戦えば、我々は絶対に勝てる。もう一回ビールかけをしましょう!」と熱く語りました。

さらに工藤監督も「みんなスゴイ!なかなかこんなすごいメンバーに囲まれて、2度目、そして9回も胴上げされることはない。みんなの力で勝ち取った優勝です。自信と誇りを持っていい」と喜びの声。

そしてビールかけの合図を松田選手会長。「ホークスが強かったことを前面に押し出したい」と考えた挨拶。「ホークスは?」の問いに、ナイン全員が「強い、強い、強い!」と3勝分の思いをこめ、最後は「全員、熱男!」の言葉とともにビールかけがスタート。用意されたビール3000本、コーラ480本、日本酒4斗樽4つ、一升瓶60本が一気に噴き出され、約30分ですべて空っぽになりました。

優勝共同会見、工藤監督や内川選手、松田選手が語る

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CS優勝!共同記者会見

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※iPhone/iPadにての動画視聴に時間を要しておりますので、あらかじめご了承ください

ヤフオクドームのプレスカンファレンスルームにてCS優勝共同会見が行われ、工藤公康監督、内川聖一キャプテン、松田宣浩選手会長の3名が出席しました。

◆工藤監督
――クライマックスシリーズ突破、おめでとうございます。「1つも負ける気はない」とおっしゃった決意に、選手たちが応えてくれました。
「ファーストステージを勝ったロッテさんに、1つ負ければ(相手が)勢いに乗って、ということもありました。絶対に負けるわけにはいかない、選手だけではなくみんなで立ち向かっていかなければいけないという強い気持ちをもち、その意志をしっかりと示すことが大事だと思って、ずっと言い続けていました」

――正直、3連勝は想定内ですか。
「絶対に負けないという気持ちだけはもっていましたし、1つ負ければどうなるかわからないというところもありましたから、絶対に3連勝するんだという強い気持ちをもって選手たちは戦ってくれたと思いますし、僕も3連勝するという気持ちをもって戦ってきました」

――シーズンが終わったときに「一人に重たいものを背負わせてしまった」とおっしゃった内川選手が3夜連速の活躍です。監督はことのほかうれしそうでしたが。
「はい、うれしいです!」

――非常に頼もしく見えたのではないですか。
「そうですね。本当に一皮も二皮も剥けて、階段を1つずつ登ってくれたような感じがして、すごく頼もしかったですし、キャプテンにしてよかったなと思いました」

――打線全体で見ても、つながりや個々の役割がきっちりと果たせたクライマックスシリーズだったと思いますが。
「試合に出ている選手だけではなくて、ベンチにいる選手たちも、いつ(試合に)出てもいいようにという気持ちを、しっかりともっていてくれたことが非常にありがたいです。この3連戦では、試合が始まる直前に最初に守りにいく選手たちを、(ベンチに残る選手)全員が立って拍手をしながら送り出す光景を見てきました。それが一番大きいんじゃないかな、と思います。緊張感もあるでしょうし、いろんなものと戦いながらここまで来たと思うんですが、そういう思いをみんなで受け止めて(スタメン選手を)送り出していたのを見て、選手の温かみや試合にかける思いを感じました」

――投手陣では先発に指名した3人、中継ぎ、抑えと、試合を完璧にコントロールしましたね。
「時間はかなり長く空いたんですけど、本当にいい調整をしてくれたと思います」

――来週の土曜日(24日)から、ヤフオクドームで日本シリーズが始まりますが、クライマックスシリーズを戦ったうえでの手応えはいかがでしょうか。
「手応えは100%に近いですが、まだ時間がありますから、しっかりと切り替えていかなければいけないので、まずは選手には楽しんでいただいて、また休み明けから、次は日本シリーズで絶対勝つという気持ちで向かっていきたいと思います」

――選手にはどのような準備を求めますか。
「ウチの選手たちは、試合が始まるとすごく集中力を発揮してくれるので、今までどおり、シーズンを戦ってきたとおりにしてもらえれば十分だと思います」

――最後に日本シリーズに向けた決意をお願いします。
「ここまで来るのに、選手たちは苦しい思いも辛い思いもして栄冠を勝ち取ったと思います。ただ、ボクたちの目標は(日本一の)連覇をすること。そのために今までやってきましたので、その思いを絶対に成し遂げられるように、その思いが叶うように、必ず日本シリーズで勝って、また勝利の美酒を浴びたいなと思います。そのためには、ファンのみなさん、関係者のみなさんの笑顔と勝ってほしいという気持ちが何よりも大事だと思っていますので、その“気”を選手たちにあげてほしいなと思います。そうすれば必ず連覇できると思いますので、これからも応援よろしくお願いします」

◆内川選手
――クライマックスシリーズMVPおめでとうございます。
「ありがとうございます」

――思いもひとしおだったのでは?
「シーズン中は迷惑をかける場面もたくさんありましたので、自分自身の悔しさもそうですし、監督やコーチ、選手の皆さん、裏方さんへの感謝の気持ちも込めながら、クライマックスと日本シリーズは絶対に俺が活躍してやろうと思っていたので、その気持ちが結果になって表れてくれて、ホッとしているのと嬉しいのと両方あります」

――非常に嬉しい胴上げだったのでは?
「はい、嬉しいですね。試合が終わった瞬間に、みんなから誰も文句言わずにMVPはオマエやと言われた。仲間から認めてもらえるのは嬉しいことだし、みんなから胴上げしてもらえてこんなに嬉しいことはないなと思いました」

――この短期決戦に向けた準備が間違っていなかったのも証明できたのでは?
「紅白戦をたくさんやった中で、普通の試合形式だけじゃなくいろんな状況を想定しながら、こうやって点を取るんだという監督はじめコーチのメッセージだと選手たちは理解していたと思います。また、試合が始まる前に監督が『1つも負けないぞ』と言ってくれたので、ホントに選手全員がその気になってやりました」

――今年1年、内川選手にとってどんな年でしたか?
「個人成績というのはもちろんあります。でも、僕の野球人生にとってきっかけになる1年だったのではないかと思います。悔しい思いもたくさんさせてもらいましたし、逆に嬉しい思いもたくさんさせてもらいましたので、この気持ちをずっと忘れないように、野球選手としてもう一回り二回り大きくなれるきっかけになる年になればいいなと思います」

――日本シリーズに向けて決意の言葉を
「僕たちは2月1日から日本一になるためにずっとやってきてますんで、もう1回監督を胴上げをできるように。そして僕自身ももう1回みんなに胴上げしてもらえるように頑張りたいなと思います」

――今日、デッドボールがありましたが、タイムリーを打った後に痛みが残っていたように見えましたが、状態は?
「当たった箇所をテーピングで押さえていたんですが、やっぱり腫れてきて、その中で圧迫されているような状態でした。正直痛かったのは痛かったです。だけど、最終的に自分の判断の中で出来るか出来ないかだと思っていたので、出来ると思って行きました」

◆松田選手
――強いホークスでしたね
「監督がクライマックスシリーズ前にね『1つも負ける気はない』と言われていたのを実行できて、いい試合が出来たと思います」

――選手同士、どんなやり取りがありました?
「今回は宮崎に行かず、福岡でしっかり実戦が出来ました。みんな1つ目の試合が大事という話はしていました。内川さんのサヨナラヒットで勢いがついたと思います。この3連勝はチームにとって大きかったと思います」

――日本シリーズに向けても手応え十分の戦いぶりだったのでは?
「ロッテさんもファーストステージ勝ち上がってきて勢い十分の中でしたが、3連勝出来たというのはみんなレベルアップしたと思います。自身を持って日本シリーズを戦っていければいいかなと思います」

――このCSを経て、松田選手が感じたホークスの強さとは?
「負けなかったことですね(工藤監督、内川選手笑)。負けなかったことが一番大きいと思います」

――日本シリーズに向けてどんな準備を?
「シーズン終わってCSまで時間がありましたがしっかりバットを振ることが出来ていなかったので、人一倍バットを振って、人一倍貢献したいという気持ちを持って練習に励みたいと思います」

――日本一連覇への決意を
「熱男!というのを前面に出して、全員で戦って日本一目指して頑張りたいと思います」

CS優勝!工藤監督「日本Sも全部勝って連覇」

2年連続CS優勝! しかも工藤公康監督の宣言通り、全勝で突破を決めました。最後は守護神のサファテ投手が155キロのストレートを投げ込み見逃し三振で決着をつけると、ヤフオクドームのグラウンドに歓喜の輪が出来上がりました。

そして工藤公康監督が、レギュラーシーズンと同様に9度宙に舞い、続いて孫正義オーナー、CSファイナルMVPの内川聖一選手、松田宣浩選手会長も胴上げされました。

そして優勝監督インタビューで工藤監督がお立ち台に上がりました。

少し興奮気味に、そして最高の笑顔を浮かべ、「ファンの皆さんと同じ思いです。熱い思いを選手たちへ、選手たちに大きな拍手をお願いします」とまず声を上げ、9度宙に舞った2度目の胴上げの味について「前回よりもちょっと僕が重たくなってるせいか…。すいません。これからダイエットに努めたいなと思いますけど。ドームの天井が近く感じるくらい、選手に思いっきり上げていただいたんで本当にありがとうございました。気持ち良かったです」と万感の表情で話しました。

自身の胴上げに続き、優勝監督自ら孫オーナーと内川主将の胴上げに参加。「日ごろ筋力を使わないので、こういう時こそしっかりと使いたいなと」とジョークを飛ばしつつ、「孫オーナーには高く宙に舞って欲しかったですし、内川キャプテンにはキャプテンとして僕が背負わせてしまったものもたくさんありましたので、それを何とか胴上げで受け止めてあげたいなという思いで胴上げをしました」と思いを明かしました。

プレッシャーは「確かにありました」と言います。それでも「僕たちには連覇という大きな目標がある中で、優勝が決まってから今日という日のために、選手たちがしっかりと練習を積み重ねてくれたことで、この勝利につながったと思います。3連勝しましたが、決して皆さんが思うほど簡単ではなく、ロッテさんも非常に強い中、CSファーストステージを勝ち抜いた勢いもある中で、それをみんなが受け止めてくれた。そして皆様の声援が選手たちの大きな力になったと思います」と話しました。

CSファイナル開幕前に「全部勝つ」との言葉通り、3戦全勝で決めたCS優勝。「選手たちがよくやってくれたと思います。ここで練習していた中でも、しっかりと実戦に向けて、どういう場面でどういう仕事をすればいいかということを選手がちゃんと考えてくれました。そして選手がしっかり戦えるようになったのも、トレーナー、バッティング投手、裏方さん、スタッフの方々が一生懸命に選手を支えてくれたからだと思います。ファンの皆さん、スタッフにも大きな拍手をお願いします」とまた感謝の言葉を口にしました。

リーグ優勝のお立ち台で語った、ホークス、そして福岡への恩返しの思い。「まだまだ足りないと思っています。僕たちには日本シリーズ連覇という大きな目標がある。その目標に向かって必ず勝ちます。本当はここ(ヤフオクドーム)で胴上げできるのがベストだと思いますが、日本シリーズでもひとつも負ける気持ちはありません。全部勝つつもりで戦って必ず日本一になって、皆さんとともに優勝を味わいたいと思います」と日本一連覇を熱く誓いました。

2年連続CS優勝!「全員!熱男!」で戦った

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日本一連覇への扉をこじ開けました!10月16日(金)、「SMBC日興証券 クライマックスシリーズ・パ ファイナルステージ」(CSファイナル)の第3戦を、3対1でマリーンズに勝利し、今シリーズ4勝0敗(リーグ優勝アドバンテージ1勝を含む)で見事CSファイナル優勝を決めました。全勝でのパ・リーグCSファイナル突破はホークスとしては2011年以来2度目です。

「全部勝つ!リーグ優勝したチームの強さを見せましょう。必ずCSを勝って、日本シリーズ連覇して、ホークスの強さを日本中のファンの人に示しましょう」

工藤公康監督が宣言していたとおりの圧勝劇でした。

ナインも一丸、「全員!熱男!」となって戦い抜きました。ゲームが終わると、グラウンドには歓喜の輪が出来上がり、工藤監督が今年2度目、華麗に宙を舞いました。

日本シリーズ出場は2年連続16回目となります。球団史上初の2年連続日本一(7度目)を勝ちとりに行く「SMBC日本シリーズ2015」は10月24日(土)に開幕します。今年は第1戦、第2戦、第6戦、第7戦がパ・リーグ本拠地開催となっており、ヤフオクドームで行われます。

2015年10月16日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)

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