2015/10/20 (火)
選手

日本シリーズ見どころ

日本シリーズでは初の顔合わせ

ホークス球団史上初の2年連続日本一へ、球団通算7度目の頂上へ、「SMBC日本シリーズ2015」は24日(土)に開幕する。対戦相手はスワローズ。今年で66回目を迎える日本シリーズでは初の顔合わせとなった。

今季レギュラーシーズンの交流戦では、5月29日~31日にヤフオクドームで対戦している。第1戦ではホークス自慢の3、4、5、6番の中軸打者たちが破壊力を見せつけた。

初回に4番内川聖一選手が5号2ランを放てば、5番李大浩選手もバックスクリーン右へ2者連続12号ソロで3点を先制。詰め寄られるも3回には3番柳田悠岐選手がレフトへ流し打つ特大11号で突き放すと、6回には6番松田宣浩選手もレフトへ大きな12号を掲げて勝負を決めた。4発すべて「ホームランテラス」を越えてスタンドへ飛び込む特大アーチばかりだった。

第3戦では高谷裕亮選手に自身7年ぶりの本塁打が飛び出し、投げては寺原隼人投手が力投。この3連戦を2勝1敗できっちり勝ち越し、交流戦優勝へ弾みをつけた。交流戦を制覇して勢いづいたホークスはリーグ戦再開直後に首位に浮上すると、そのまま頂点の座を明け渡すことなく大独走でのパ・リーグ連覇を決めたのだった。


新人監督同士

今年から指揮を執った工藤公康監督。一方で相手の真中満監督も就任1年目。新人監督同士の対決となる。日本シリーズでは11年ぶりだ(2004年・ライオンズ伊東監督、ドラゴンズ落合監督)。

前年日本一のチームを引き継いだ新監督は工藤監督が史上2人目。1人目だったドラゴンズの野口明監督(1955年)はリーグ2位に終わっており、ホークスが日本一連覇を果たせば、工藤監督は史上初となる日本一連覇を率いた新監督となる。


トリプルスリー対決

今季のプロ野球で13年ぶりに誕生したトリプルスリーの偉業。柳田悠岐選手は打率.363、34本塁打、32盗塁で「プロ入りした時からの目標」をついに成し遂げた。

一方、セ・リーグではスワローズの山田哲人選手が打率.329、38本塁打、34盗塁でやはりトリプルスリーを達成した。

年間に2人の達成者が出るのは1950年の別当薫選手(毎日・パ)、岩本義行選手(松竹・セ)以来、65年ぶり。2リーグ制元年だったこの年、この両チームは第1回日本シリーズで対決しており、「トリプルスリー対決」が実現するのも65年ぶりとなる。この時はパ・リーグ覇者の毎日オリオンズ(現在の千葉ロッテマリーンズ)が日本一となっており、同じパ・リーグとして、ホークスが歴史の再現で頂点に輝くことが出来るだろうか。

2015年10月20日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)

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