初日からなかなか晴天に恵まれなかった筑後の春季キャンプですが、第2クールはタマスタ筑後に綺麗な青空が広がりました!
朝の集合ではキャンプ恒例の声出しが行われています。それぞれがトークを仕込んでこの場に挑みますが、今クール話題をかっさらったのは、選手ではなくゲレーロ通訳でした(笑)
2月7日(水)の声出しはマルコ・シモン選手とダリオ・サルディ投手。若き外国人選手たちの声出しが終わった後、斉藤和巳4軍監督から無茶ぶりが飛びました。
「ゲレーロ、“手本”を見せてくれ」と。
ちょっとオドオドしながらも、円の中心に立つと、ゲレーロさんは「私の名前はゲレーロです。今年8年目です。今年1年、一緒に頑張りましょう」と話しました。そして、最後に何と言って締めようか困っていたのでしょうか……。
「VIVA! VIVA! VIVA!」と円陣の全方向に元気いっぱいスローガンを叫びながらポーズを取って、爆笑をさらいました。
さらに、8日(木)はホセ・オスーナ選手とデービッド・アルモンテ選手の声出し。2人の通訳をしている最中にも、ザワザワと何かを期待する笑いが起きていましたが・・・2日連続の“手本”はなんとか回避(笑)。斉藤4軍監督も何か企んでいそうなちょっぴり悪い顔をしていましたよ。とにかくみんなを明るくしてくれるゲレーロ通訳なのでした。
野手のランニングメニューは今日もキツそうでしたが、選手たちの表情はとても清々しく見えました。藤田悠太郎選手も佐藤航太選手も良い顔してますね~。
そしてこちらは・・・佐倉俠史朗選手が、佐藤航先輩に優しく“壁ドン”?!
どんな会話が行われていたのでしょうね。
キツいランニングも笑顔いっぱい、良い雰囲気でみんな頑張っていました。
さて、C組も第2クール最終日から『投手VS打者』が見られるようになりましたよ。
プロ入り後初めて打撃投手を務めたルーキーの宮里優吾投手は、打者のバットをへし折りそうなほどの強く速い球をガンガン投げ込んでいました。
威勢の良い投球を斉藤4軍監督も前のめりで見守り、「いいねぇ」と評価していました。
当の本人は、「今日の最速は148キロくらいでした。もう少し出せたかな?」と納得はいかなかった様子。ただ、とても充実感に満ちた表情でした。「セットアッパーとか抑えで投げられるように」と持ち前のパワーピッチングを磨いていくべく、次を見据えていました。ナイスピッチングでした!
星野恒太朗投手は、バッターに投げるのが約3ヶ月ぶりだったようで「全然感覚戻ってない」とやや苦笑い。それでも、福大大濠高校の後輩である藤田悠選手との“大濠対決”では、藤田選手が「完敗です」と大卒の先輩の貫禄に脱帽していました。
でも、藤田選手は「次は勝ちます」と負けん気の強さも覗かせました。
シモン選手が、守備や走塁練習から元気いっぱいにプレーする姿が目立ちました。野球が大好きなのがすごく伝わってきます。
ロングティーではフルスイングを披露。今クール、リハビリから復帰した笹川吉康選手と対決していました。
シモン選手は朝から笹川選手にベッタリ?!?抱きついたり、笑いあったり。「NOトモダチ〜」と言いながらも、大好きといった様子でした。
背番号が44と144の2人。
洗濯されたユニフォームなどの衣類が、度々お互いの元に間違って返ってくることがあるのだとか。笹川選手のものが間違って返ってきても、構わず着用しているというシモン選手(笑)
すると、笹川選手は「今日の僕の靴下、シモンのやつ履いてます」とニヤリ。しっかりやり返して?!いました。
良いライバル?!仲良しコンビでした。
最後に、椎野新3軍打撃投手が「僕のオススメ選手言っていいですか?」と言ってきてくれました。
椎野打撃投手が名前を挙げたのは、伊藤大将選手でした。
守備の安定感はもちろんのこと、「打撃の力強さが増したのではないか」と。打撃投手をしながら伊藤選手のパワーアップを感じたそうです。多くは語らずとも、いつも黙々と汗を流す伊藤選手。現在はC組にいますが、その努力が報われる日が来ますように。
第3クール以降も、筑後から熱く燃える若鷹たちの様子をお伝えいたします。ぜひHAWKSベースボールパーク筑後に足をお運びください。お待ちしています。