10月7日（火）の今季最終戦終了後に王貞治監督が会見を行いました。ユニフォーム姿のまま会見場に現れた王監督からは、延長12回の末にサヨナラ負けを喫した悔しさがひしひしと伝わってきました。

「最後の試合というよりもこのような試合を勝てなかった。今年、特に後半戦を象徴するような戦いでした。応援してくれたファンの皆さんに申し訳なく思います」。
王監督にとってホークスで14年間指揮を執ったラストゲーム。しかし、「最後という感慨などは一切なかった」と言いました。何よりこの日の敗戦を悔しがりました。
「勝負師として悔いが残る」。
しかし、大好きな野球のために全力を尽くしたホークスでの14年間、そしてプロ野球に入団してからの50年間でした。

「知り合いや仲間が駆け付けてくれてユニフォーム姿を見守ってくれた。雨の中でも球場をいっぱいに埋めたファンも声援を送ってくれた。野村監督からもキレイな花束をもらいました。満足な1日でした。たくさんの人に感謝しています。ここで1つの幕を引きますが、生きている限り野球界のために、役に立てればと思います」。

そして、王監督は少し微笑みながら言いました。
「（ラストゲームで延長戦の）12回もやれたのは、野球好きの僕にはふさわしい」。

王監督ラストゲーム終了後の会見 動画の公開は終了致しました。

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2008年10月9日掲載 田尻　耕太郎（ホークスオフィシャルメディア）

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