交流戦連覇をグッと引き寄せる逆転勝利。6月10日（水）のスワローズ戦（ヤフードーム）、ヒーローは本多雄一選手です。

まずは守備で、試合の流れを変えました。1点を追う5回表、2死一塁。セカンド・本多選手の頭上へ強烈なライナーが襲います。抜ければ1点の当たり。これに鋭く反応し見事なジャンピングキャッチ。大きなピンチを美技で救いました。
6回裏、今度は打撃で魅せます。2死一、二塁のチャンスでレフト線へしぶとく運ぶ逆転2点適時打。「前の打席は満塁のチャンスをつぶした。『今度こそ』という気持ちで、絶対にスライダーがくると狙っていました」という執念のひと振りでした。

この日、スタンドは今季最多の34,041人の大観衆で埋まりました。その大声援の後押しもあっての逆転劇。ホークスナインも自然と盛り上がります。「ベンチに帰ったら、森本さんが『飛べたのも、打てたのも（昨日）髪を切ったからや』とはやし立てられました」と本多選手。それを機にベンチは大爆笑。「本当にベンチの雰囲気はいいと思います」とにっこり笑いました。

交流戦連覇へのマジックは6。しかし、本多選手は言います。「その後にリーグ戦もあるので、気を抜かずにがんばります」。リーグ戦の成績表に目をやれば、今季30勝に到達。首位とは1ゲーム差に迫っています。