パ・リーグベストナイン（捕手部門）に選ばれた田上秀則選手。2006年に戦力外からのテスト入団でホークス入りした男が、ついに正真正銘のリーグを代表する選手へとなった瞬間でした。

「最初聞いたときには実感がなかったけど、コンベンションに出席してみると実感が沸いてきてめちゃくちゃ嬉しかった」。
表彰式の場に立つと「本当にここにいていいのかな」と感じたそうですが、今季は138試合に出場してチームトップの26本塁打をマーク。「打撃が評価されての受賞だったと思います」。しかし、田上選手は、シーズン中は打撃以上に守備に対するこだわりを強く持っていました。秋季キャンプではさらなるレベルアップを目指しています。
「まずは体力強化。1シーズン試合に出てみて、どうしても夏場にバテてしまった。もっと体力をつけて1年間フルに活躍できるようにがんばりたい」。

来季の開幕直後に30歳を迎えます。プロ野球選手として、さらに成熟していく年齢です。