2010/12/09 (木)
選手

星野育成担当 オーストラリア武者修行だより Vol.4

 
みなさん、こんにちは。
今回も常夏のオーストラリアからお伝えしたいと思います。

さて今回、僕らが遠征で訪れたのは、オーストラリア全土の3分の1を占める広大な西オーストラリア州にあるパースという街にお邪魔しました。
飛行機で国内線に乗って来たのですが、片道5時間半とかなりの長旅。
僕らが滞在しているブリスベンとは時差がマイナス2時間となっており、いったい日本がいったい何時なのか分からなくなってしまうほどです。
心配していた飛行機の揺れもなく、結構快適な旅でしたが、長時間でやっぱり疲れました。

いざパースに着いたのですが、意外と寒く、夜にはかなりの冷え込みで、気を抜いたら風邪をひいてしまいそうな感じ。
いつもは僕もユニフォームを着てベンチで試合を観戦しているのですが、今回はバックネット裏で観戦をしました。
バックネット裏で凍えながら見ていると、僕の斜め後ろに座っていたご夫婦に膝かけを貸してもらい、おかげで風邪をひかずにすみました。
本当に感謝しています。

前置きはこのくらいにしておいて、今回ついに山田がオーストラリアリーグで初勝利を挙げました。
先発4試合目での初勝利、7回を投げ1失点、被安打5とほぼ完璧な内容で、見ているほうも安心して試合を見ることができました。
今までの中で1番の内容に、本人も納得の表情。
こっちに来て言葉の違い、環境の違い、ボールの違いなど様々な困難がありましたが、そんな中での今回の初勝利は本人にも大きな自信になったことと思います。
残り試合もだんだんと少なくなってきましたが、この調子で白星も積み重ねていってもらいたいと思います。

続いて怜王も次の試合で中継ぎ登板し、4イニングを1失点と好投しました。
この日の怜王はストレートが走り、変化球も低めに決まり躍動感あふれるピッチング。
今後につながるピッチングで次回も期待です!

そして野手の二人、福田と中村。
毎試合フル出場し、チームにその存在感を見せてみんなを引っ張ってくれています。
このオーストラリアリーグは、1カードのうち1日がダブルヘッダーとかなりハード。
ダブルヘッダーにかぎって第1試合が延長戦(12回)、第2試合も9イニングと1日に21イニングも試合をしてかなりハードです。
長時間の移動、そして長い試合と大変そうですが、残りのウインターリーグを気合でがんばってもらいたいと思います。

パースでの4試合を終え、再びブリスベンへ移動。
朝の7時半にホテル出発し、ブリスベンの宿舎に着いたのは現地時間の17時。
さすがに帰りのタクシーの中は終始無言。
あまり弱音は吐かない選手たちも、さすがに疲れた様子でした。
みなさん、オーストラリアに来て選手4人がんばっています!応援よろしくお願いします!

2010年12月9日掲載
星野 順治(編成・育成部育成担当)

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