雄大な桜島を望む鹿児島・鴨池球場で、ホークス打線が力強く躍動しました。4月21日(土)のイーグルス戦は、今シーズン初の2ケタ得点となる11得点をマークしました。
火付け役となったのは3番に座った内川聖一選手です。初回にチーム初安打となるライト前打を放つと、もう勢いが止まりません。3回には無死一塁からセンター前へ弾き返してチャンスメイクをして逆転劇を呼び込みます。その後もセンター前ヒット。レフト前ヒット、センター前ヒットと5打数5安打1打点の大活躍でした。
「じつは鹿児島では去年の試合でも5打数4安打でした。相性がいい」と満面の笑顔でした。年に1回の鹿児島開催。内川選手は地方での試合を好むといいます。
「僕自身も大分に居た頃、年に1回のプロ野球を楽しみにしていました。今の僕らにとっては144分の1かもしれないけど、この場でしかプロ野球を観られないファンもいると思う。何とかいいプレーを見せたいと思っていたし、来てくれた子どもたちが『プロ野球選手になりたい』と夢を持ってくれたら本当に嬉しい」
内川選手の打率は.373に急上昇。前日から4分4厘も急上昇させて、パ・リーグ打撃ベスト10では首位打者まで2厘差の2位に浮上しました。
さらに、この試合では5番・松田宣浩選手が8回裏に3号満塁本塁打を放つなど5打点の大暴れ。4番のペーニャ選手も5回に痛烈な中越え二塁打で打点をマークして、中軸打者が揃って大活躍でした。投げては攝津正投手が8回途中1失点の好投で3勝目をマークしました。
また、鹿児島実業高出身の本多雄一選手は5打数2安打1得点の活躍。「思いであるグラウンドでの試合を勝つことができてすごく嬉しい」と足取り軽く球場を後にしました。
2012年4月22日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)
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