4安打2打点の田上選手

追加点の二塁打を放った福元選手

2回無失点の甲藤投手

4年ぶりのウエスタン優勝に王手だ。優勝マジック「2」で迎えた9月17日（月・祝）のバファローズ戦（北神戸）に6対6で引き分け。これにより、マジック対象チームのバファローズとカープに対してそれぞれ「1」となりました。

最短優勝の条件は19日（水）のタイガース戦で勝利すること。引き分けもしくは敗戦の場合は20日（木）のバファローズ戦（雁の巣）以降に持ち越されます。

この日は若鷹打線が大奮闘しました。バファローズ先発の、一軍でも実績のある金子投手にいきなり初回から襲い掛かります。3番・中西健太選手、4番田上秀則選手の連続タイムリーなど1番から4連打。さらに7番・牧原大成選手もタイムリーを放ち初回から3得点を挙げました。5回表には2死二塁から6番・福元淳史選手の二塁打で追加点を取り、5回まで投げた金子投手からは計11安打をマークしました。

そして、9回表には田上選手がこの日4安打目となるタイムリーを放つなどして6対2とリードを広げます。しかし、その裏にまさかの同点劇。なおもサヨナラのピンチを迎えましたが、最後はリリーフした嘉弥真新也投手が見事それを封じました。

小川一夫二軍監督は「負けなかったことは大きい。二軍とはいえ、ここまで来たら『優勝』を意識する。若い選手はそのプレッシャーを乗り越えていかなければならない。嘉弥真は一打サヨナラのピンチでマウンドに上がり同点にされたが、追い越させなかった。この経験は大きいですよ。打線も、（逆転Vを狙う）相手がこの3連戦でマクレーン、西、金子、寺原を投げさせてきたが、きっちり結果を出した」と、バファローズとの3連戦を1勝2分で戦い終えた若鷹たちの奮闘を高く評価しました。