ヒーローインタビュー
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【7月5日(金) ホークス6-1イーグルス ヤフオクドーム】 エースがチームを救った。攝津正投手が1失点完投勝利でチームの連敗を5で止め、さらに7月「ガッツパープル」初勝利を呼び込みました。
6月28日(金)のマリーンズ戦で攝津投手が完投勝利をマークして以来、ホークスは勝ち星から遠ざかっていました。巡ってきた連敗ストッパーとしてかかる期待。「でも、それは気にしていませんでした。試合前から調子が良かったですし、絶対一人で投げ切ってやろうと思っていました」。
先発の意地――「見返してやろうと思っていた」。一昨年から先発に転向し、昨シーズンには投手最高の栄誉である沢村賞にも輝いた右腕ですが、完投数の少なさ(過去2年、いずれも3完投ずつ)を指摘する声がありました。しかし、一発勝負のトーナメントが主体の社会人野球では短い試合間隔で常に完投していた経験があります。スタミナには自信を持っていました。
前回のマリーンズ戦で139球を投げましたが、「中6日も期間をもらっている。疲れはない」ときっぱり。また、立ち上がりの初回をわずか7球で三者凡退に仕留める好投が、その裏の味方打線の4得点につながりました。「助かった。ストライク先行の投球でいけました」。
攝津投手は今季9勝目をマーク。2試合連続完投勝利はプロ入り初めてです。「狙っていました」。クールな表情が一瞬崩れました。そして、チームは今季73試合目という、折り返し地点の初戦を見事勝利し「後半戦」への戦いに弾みをつけました。順位は前日から1つ上げてもまだ4位ですが、首位とのゲーム差は3.5。十分に射程圏内です。「超!ガッツメラメラ」燃える夏の陣。ホークスが強さを取り戻していきます。
2013年7月6日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)
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