第1クール最終日の11月6日（金）。ほとんどの野手陣の手のひらにはテーピングがぐるぐるに巻かれています。このキャンプ、午前中はボールを使わない基礎体力トレーニングがメインですが、午後は打撃練習や守備練習が延々と続きます。

特打に指名された選手は3時間以上もバットを振りっ放し。この日、川崎宗則選手は初日に続いて2度目の特打。「1クールに2度はかなりしんどい」と言いながらも、自分の限界と戦いながら必死にバットを振り込んでいました。

また、今季打率.312を残した長谷川勇也選手は「来季に向けて、自分の可能性を広げるためのキャンプ。1球、1スイングたりとも無駄にはできない」と強い気持ちを見せています。
チーム2冠王の田上秀則選手も「シーズン中は守備のことばかり考えているけど、キャンプは打撃もしっかり考えながら練習していかないといけない」と話し、フリー打撃では豪快な打球を何発も飛ばしていました。

手のひらのマメが潰れ、硬くなり、また潰れ…の繰り返し。来季は笑ってシーズンを終えるために、今はひたすらこれを積み重ねるしかありません。