2月20日（土）からA組キャンプは最終クール。パ・リーグ開幕まで残りちょうど1ヶ月となり、選手たちは本格的な実戦スタートに向けて総仕上げに入ります。

この日は紅白戦が行われました。特に目立ったのは外国人選手たち。紅組の4番に座ったオーティズ選手は3打数2安打の活躍を見せました。第1打席は杉内俊哉投手の直球をセンター前にはじき返すクリーンヒット。第2打席は1死一、二塁のチャンスできっちりとレフト前にタイムリーを放ちました。
ここまでのキャンプは順調。「紅白戦も3試合目。徐々に調子は上がってきたよ。それにホークスのキャンプはファンがたくさん来てくれるから、やる気やモチベーションも高まるね」と表情からも充実ぶりがうかがえます。

昨季はシーズン途中にホークス入りし、勝負強い打撃でチームの救世主的存在になりました。「今年も自分のできる100％のプレーをしたい。もちろん優勝することが目標だよ」と抱負を語りました。また、オーティズ選手といえば人差し指を立てて天を仰ぐポーズが話題となりました。
「今年はみなさんに（ポーズを）たくさん見せられると思う。期待していてほしいね」と昨季以上の活躍を約束しました。

投げては、ファルケンボーグ投手が紅組3番手で登板。今年初の実戦マウンドでしたが、1イニングを打者3人で抑えました。「去年はシーズン終盤に離脱してしまい悔しかった。今年はシーズンを通してチームに貢献したい」と意欲を見せる右腕は、今季もホークス投手陣にとって重要な存在になりそうです。

試合は打撃戦となり9対4で白組が勝利しました。白組の5番打者、多村仁志選手が右翼席へ豪快な本塁打を放ちました。一方で、投手陣では杉内俊哉投手が3回1安打5奪三振無失点。馬原孝浩投手が1回無失点と好投しました。